肩離断者用の肩パッドを作っています!

骨肉腫などの疾病により、肩甲骨より手腕を切断する「肩離断」のメンバーがMAJには7名程いらっしゃいます。

装飾義手をつけている方もいらっしゃるとは思いますが、MAJメンバーのほとんどの方は義手を使用していません。

肩部分が無いので、洋服が着崩れないように外出時には、写真のような肩パッドのような装具を使用しています。
(写真は装飾義手を使用しない肩だけのタイプ)

 

上記のような装具での、ベルトの締め付けの窮屈な感じが苦手だったり、夏は熱がこもったり、仕事時のパフォーマンスに適しないという点から、このような装具を使用しないで、ご自分で工夫し作った物をつけている方もいらっしゃいます。

そこで、その装具を洋服や下着感覚の物で代用できないかと、1年半前より「文化服装学院 形態機能研究所*」にご相談させていただいておりました。

文化服装学院主催のオープンキャンパスのご縁で、パタンナーのご経歴をお持ちの相楽さん*にもご協力いただき、半年のディスカッションを経て、先日5月28日の定例会でお見せ出来る段階まで来ました。
なかなか難点もあるのが正直なところですが、少しでも着けていることを忘れるぐらい楽な装着感を目指して、試作中です。

キチンとした外出時には装具を…
普段使いにはこれを…
などと、生活の中でチョイスできると気持ちも、身体も楽になれるような気がしています。
現在1名が着用し問題点をフィードバックし、2つ目を製作中。
今後手直しをして、もう1名分の試作をして改良を進めて行きます。

秋ぐらいに、また進捗をお話しできればと思います。

事情により写真等は掲載できませんが、ご要望があれば定例会にて実物を展示させていただきます。ご相談下さい。

 

*文化服装学院形態機能研究所 http://www.bunka.ac.jp/contents/institute.htm

*相楽さん:文化服装学院卒、鈴屋デザイン研究所、モリハナエ、Christian Dior、ユキコ・ハナイ、伊勢丹オートクチュールでのご経歴をお持ちです

©copyright Nonprofit Organization. Mission ARM Japan All Rights Reserved.

Log in with your credentials

Forgot your details?